日本の育毛剤では初となるキャピキシルを配合したという触れ込みの育毛剤が「モンゴ流Deeper3D(ディーパースリーディー)」です。
まあ、公式サイトを見るとすごいこと書いてます。
何だか大きく出てますねえ!
「現実」と書いて「いま」と読ませるなんて昔の暴走族並みのセンス。
それに、「最高傑作」なんて最上級表現して法律違反じゃないんでしょうか?
スゴイ自信ですな。ここまで言われたら「お任せします!」って言いたくなりますよね。
でも、根拠はというと、やっぱりこれですね。
キャピキシルとリデンシルが5%入っていると。
ふーん、まあ、そこら辺の育毛剤と比べたら効果は見込めそうですね。
次に、別の角度から見てみましょう。
そもそも、この育毛剤を売ってる会社は信用できるんか?
Deeper3Dはどういう会社が販売しているのか?
株式会社アルファウェイという大阪にある会社が販売しています。
創業は2004年3月とありますので、15年以上商売をしています。
何屋さん?
まず、化粧品販売がメインです。
主なブランドは、モンゴ流のほかに、RADIANCEとReviveという女性向け化粧品。
また、役所から「化粧品製造販売業許可」を得ていますので、販売だけでなく、製造もしていると考えられます。
したがって、化粧品の製造・販売療法をしている、それなりにしっかりした「化粧品メーカー」と言えるでしょう。
経営者はどんな人?
実は2人見つかりました。
山本晃司さんと、森本泰生さんです。
どっちが代表者なのかは分かりません(もしかしたら2人の代表者がいるのかもしれません)。
で、どんな人なのかと言いますと、残念ながら、これ以上の情報は見つかりませんでした。
あまり積極的にメディアに発信するタイプの方ではないのかもしれません。
社会での信用度は?
帝国データバンク等で見たわけではないので、具体的な経営体制の健全度は分かりませんが、公式サイトを見る限り、販路が東急ハンズやロフト、ルミネ、コクミンドラッグ等でも販売していることを考えると、全く効果のない育毛剤を販売するような悪徳企業ではなさそうです。
なお、アルファウェイがネットワーク商売の会社ではないかとの書き込みも見られましたが、根拠が見つかりませんでした。
不祥事とか起こしてない?
調べた限りでは、平成28年に、製品回収をしています。
回収理由ですが、どうやらパッケージに書いた効能効果が不適切だったためだとか。
おそらく、化粧品分類の育毛剤として書いてはいけないような、例えば、「育毛」とか「発毛」といった根拠のないことを書いてしまっていたんじゃないでしょうか。
したがって、商品を使って直ちに健康被害を及ぼすという類のものではなかったようです。
まとめ
その他大勢の怪しげな育毛剤企業に比べると信用できそうです。
製造業の認可も受けているし、販路も東急ハンズ等有名企業が連ねているからです。
一方で、企業や経営者の情報があまり開示されておらず、情報が不足しています。
会社の経営者が公式サイトなのにページによっては違う人が書かれている時点で、「誰が社長?」と責任者がはっきりしません。
ただ単にホームページのメンテ不足なのかもしれませんが、この程度はちゃんとしておいて欲しいものです。